保育士になって10年目。
保育園でも後輩が多く入り、中にはリーダーを務める人も多いのではないでしょうか。
でも責任のある仕事と子どもたちの変わらない可愛さにやりがいを感じる半面、「辞めたい」と思うことが多くなってきていませんか?
とても時間内では終わらない業務と、常にやることに追われる日々。
お休みの日も仕事をしたり次の日の活動を考えていませんか?
さらに保護者や同僚などの大変な人間関係…。
そんな毎日を10年も続けていると疲れてきているのも事実ですよね。
10年勤めて保育士をやめたくなる理由は大きくこの3つです。
- 給料が安い
- サービス残業が多い
- 人間関係が大変
お給料はなかなか昇給しないのに、やることはどんどんと増えてサービス残業も多くなってきます。
仕事内容も大変なのに女性の多い職場なので人間関係も複雑で大変ですよね。
また、家庭を持つとそこに加えて家庭と仕事の両立が加わってきます。
早番・遅番があるシフト勤務は、旦那さんや祖父母の手伝いがないととてもじゃないけれど続けていけなくなります。
子どもの体調で突然休んだりして職場に迷惑をかけるし、お迎えがあるので残業ができなくなり、さらに仕事は山積みに…。
でもそれを乗り越えて長く保育士を続けている人もいます!
その先生たちの様子を見ているとこんなことをしていました。
- 手を抜けるところは抜く
- 何を言われてもめげない強いメンタルを持つ
- 家族の協力がある
なんでも全力で取り組むと疲れちゃいますよね。
長く続けている先輩たちは手を抜けるところは思いっきり抜いていました!
難しい人間関係は何を言われてもめげない心の強さで乗り切っています。これは感服!
そしてやっぱり家族の協力は不可欠ですよね。
10年目以降も保育士を続けるコツとしては、今の環境に固執せずに転職して他の保育園で働いてみるということがあげられます。
業務量やお給料は保育園によってかなりばらつきがあるんですよ。
また、派遣やパートというかたちで働くこともおすすめです。
私自身、正社員からパートに転職して本当に人生が変わりました!
子どもとの時間も多く取れて幸せな毎日です。
また、私はやったことがないのですが、最近は「派遣保育士」という働き方も増えているみたいですね。
別サイトですが、派遣保育士さんのブログ記事を読んでいると、派遣保育士も良いのかな?と思う時があります。
10年目でいったん今の保育園をやめてみる、というのもありかもしれませんよ。
10年勤めて保育士を辞めたくなる理由
10年も保育士を続けてきたのにやめたい理由。
その大きなものはこの3つではないでしょうか。
- 給料が安い
- サービス残業が多い
- 人間関係が大変
これらは新人保育士でも感じているものですが、10年務めてくるとまた新人のころとは違う大変さがありますよね。
友達と話していると、一般企業に勤めている友達は勤続年数が増えるにつれて、給料もどんどんと昇給している様子。
でも保育士の昇給率って低い…。
さらにはボーナスも少ないところが多いです!!
また、保育士として経験を積めば積むほど責任のある仕事が増えていくし、やることはどんどんと増えていきます。
クラスリーダーに行事の担当、保護者対応に事務仕事!!
とてもじゃないけど時間内に終わらないし残業が当たり前になってきますよね?
お休みの日も考えなきゃいけないことが多くて調べ物や作り物をしたり。
さらに、女性特有の人間関係の大変さは1年目だろうと10年目だろうと変わりません。
先輩をみてもこの大変さが改善されるとは思えず、さらに業務量は増えて大変そう…。
まさに未来に希望が見えない仕事でもあります。
家庭を持つと保育士を続けるのが大変
保育士になって10年もたつと結婚して、子どもがいる人も多くなってきますよね。
そうなってくるさらに大変さは増してきます。
何が大変かというと…
- 早番遅番があり、家族や祖父母の協力がないと生活が成り立たない。
- 子どものお迎えがあるので残業できず、仕事がたまる一方。
- 子どもの病気などで突発的に休まなくてはならないことが増える。
(これが不思議と人手の少ない日や行事の日に重なるんです!)
この3つが本当に大きな負担になります。
私自身がちょうど10年目のころ、この大変さを身をもって感じていました。
私は通勤に1時間20分ほどかかる保育園に勤務していたのですが、早番の時は朝5時半に家を出て、遅番の日は19時半に帰宅。延長番の日は21時過ぎの帰宅でした。
たまたま祖父母が自宅の近くに住んでいたので子どもを見てもらうことができ助かりましたが、それがなければそもそも働くこと自体が無理でしたね。
子どものお迎えがあるので残業もほとんどできなくて、仕方ないので休憩時間を削って仕事をしたり、主人に協力してもらえる日は子どもを任せて何時間もまとめて残業したりしていました。
さらには、なぜか子どもの病気は絶対休めない日に限ってやってくるんです!!
本当に不思議です!
私の場合、他の保育園に研修に行く交換研修や、運動会の予行練習、自分の担当の行事の日、同じクラスの先生がお休みの日などなど…
家族に協力してもらいなんとかのりきりましたが、病気の我が子を置いて出勤するのは本当に心が苦しくてそのたびに「もう保育士辞めたい!」と思っていました。
10年以上保育士を続けている人はどうしている?
そんな大変な仕事なのに長く続けている人はどうやっているのでしょうか?
私の周りで保育士を長く続けている人はこんな人が多かったです。
- 手を抜けるところは抜く
- 何を言われてもめげない強いメンタル
- 家族の協力がある
長く続けている先生は、すべてを全力投球ではなくて手を抜くところは手を抜いています。
行事内容は新たなものは取り入れず過去の記録を見てそこからひろったり、担当の誕生日会は実は毎年同じことをやっていたり…手を抜くことも大切ですよね。
また、周りから何を言われてもめげずに「自分は自分!」と貫くメンタルの強さがありますね。
自分のやっていることに対して周りに何を言われようとあまり気にせず、「私はこう思います!」と主張できる強さも持っている人が多いです。
そして、先ほどもお話ししたように、家庭を持つと仕事との両立が途端に大変になります。なのでやっぱり長く保育士を続けるには家事や育児を助けてくれる家族の協力が不可欠になりますね。
10年目以降も保育士を続けるコツ
10年目以降も保育士を続けていくには、思い切って環境を変えてみることも必要かもしれません。
今働いている保育園で続けていくのが大変なのであれば、他の保育園に転職してみましょう。
例えば、業務量は定員児童の少ない保育園のほうが少ないです。
さらに、0~2歳児までの保育園は行事もぐっと少なくなります。
また、今は中番の時間帯のみでOKな求人もあるんですよ。
お給料も保育園によってかなりばらつきがあります。
正社員にこだわらないのであれば、派遣保育士やパート勤務もおすすめです。
派遣保育士は1年契約など短期間の契約なのでたとえ配属になった保育園の環境が悪くても1年たてばまた別の保育園に行くことが可能です。
パート保育士は時間帯やお休みなど融通が利くのが一番の魅力!
今は保育士不足もあって時給もかなりいいです。
私は10年正社員として働いた後、パート保育士に転職しました。
この選択は大正解!!
シフトの締め切りまでにお休み希望を出せば問題なく休みが取れますし、子どもの体調不良で突発的に休まなければならない時もすんなりとお休みをもらえます。
仕事も基本的に保育補助なので時間内の仕事だけでOK!
時間きっかりにあがってそのあとは仕事のことは考えずに過ごせます。
一番のネックのお給料ですが、生活水準が落ちるほど下がってはいません。
時給が高く、なにより残業や時間外の業務をしなくてすみますし、責任やプレッシャーから解放されるのでそのことまで含めて考えるとむしろ以前より生活の質は上がっています!
正社員で働いていた時より幸せな毎日です。
まとめ│保育士10年目で辞めたくなったら
右も左もわからぬ新人時代から頑張って10年続けてきた保育士。
大変なことはたくさんあるかと思います。
でも、その大変さは変えることができるんですよ。
今あなたが全力でやっている仕事の手をほんの少し抜いてみたり。
あの嫌な先輩の言っていること、右から左へ聞き流すようにしちゃったり。
家族にもっと頼って甘えてみたり。
それでも状況が変わらない時はもう少し仕事量が少なそうな保育園に転職をしたり、契約社員やパート保育士になることも考えてみてください。
見違えるようなハッピーな毎日が待っているかもしれませんよ!