ある日突然園長先生から「主任保育士にならないか」声をかけられましたか?
でも主任になんかなりたくない?
そう思うならばそのお誘いを断ることもできます。
せっかくあなたの資質を見込んで声をかけてもらったのに、断るのは申し訳ない気がするし、勇気がいりますよね。
でも、そういった遠慮で引き受けて仕事が務まるほど主任業務は甘いものではありません。
もし自分には難しい、やりたくないと考えているならば来年度の保育園の体制に関わってくることなので早めに園長先生にその旨を伝えましょう。
でも、断るならばきちんと考えて結論を出す必要があります。
まずは主任保育士になりたくない理由を考えてみましょう。
- 仕事が大変で割に合わない
- 責任が一気に重くなる
- 事務仕事が仕事の大半になる
この3つが大きなものではないかと思います。
主任になると今までの保育士の仕事とは全く違った仕事を行うことになります。
どちらかというと「保育士」というよりは園長先生に近い事務の業務が増えることになります。
また、各クラスの状況の把握や担任保育士たちの指導なども加わります。
そこに加えて人手が足りない時はクラスにヘルプに入ったり、早番や遅番のシフトにも入ったり…。
主任手当は付きますが、それに業務量が見合わないのも事実なんです。
そうは言ってももう主任保育士になっちゃったよ…でもやっぱり大変で辛い!
そんなあなたにはこの3つの対応方法をお勧めします。
- 同僚に相談する
- 園長に正直に話す
- 転職を考える
「主任だから」といってすべて自分で背負い込んでいませんか?
気のおけない同僚に自分の気持ちを伝えてみたり、先輩にアドバイスをもらうことで気持ちが軽くなるかもしれません。
それでもどうしても主任でいることが辛ければ、園長先生に正直に話して配置転換をしてもらったり、転職して新しい環境で働いてみることも考えてみてください。
そうすることで未来の選択肢が増えますし、心に余裕が持てます。
いよいよ追い詰められてからでは、正常な判断が出来ないことも多いので怖いですよね。
まずは登録だけでもして、転職先があるんだと思っておくことが大切です。
どちらにせよ同僚、保護者、子どもたち、保育園全体に関わってくる問題なのでよく考えてから行動に移すようにしてくださいね。
\30秒で簡単無料登録できる/
手厚いサポートで安心して転職できる
主任保育士になりたくない理由
主任保育士になりたくない理由で大きいものはこの3つがあげられます。
- 仕事が大変で割に合わない
- 責任が一気に重くなる
- 事務仕事が仕事の大半になる
仕事が大変で割に合わない
主任になると、これまでとは違うたくさんの業務を行うことになります。
保育園全体を把握して行う事務仕事や、地域や役所など外部とのやりとりなどです。
これはどんなに長年保育士をしてきても、クラスリーダーをしてきたとしてもやらない業務です。
それだけ主任になると業務内容ががらっと変わってしまいます。
その仕事をこなすだけでも大変なのに、保育園によっては普通に担任も任されてしまったりします。
担任とまではいかないまでも、クラス保育士が足りない時にはヘルプに入りますし、シフトの早番遅番にも入る保育園がほとんどではないでしょうか?
私が勤めていた保育園でもそうでした。
保育をしながら大量の主任業務を行う主任の先生は本当に大変そうで、残業はほとんど毎日。
月末や年度末が近づくとさらに事務仕事も増えるので、他の保育士にシフトの当番を変わってもらっているのもよく目にしました。
また、立場的には保育士たちに指導する立場であり、でも園長という上司がすぐそばにいる「中間管理職」。
その板挟みにあうという話も「主任あるある」ですよね。
さらに、自治体によっては保育士に手当として支給される「処遇改善手当」も主任には支給されません。
別途「主任手当」がつくかららしいのですが、その「主任手当」が「処遇改善手当」より少ないこともあるのだとか!!?
そんなことを聞くと主任になるのって本当に割に合いませんよね…。
主任をやりたい人がいなくなりそうです。
責任が一気に重くなる
主任となると保育園全体のことを把握しておく必要があります。
各クラスで何かトラブルが起こったときには一緒に対応をしなくてはいけません。
クラス担任の時には「私とは違うクラスのこと」でも、主任になると「私の保育園のこと」となります。
時には自分が全く関わりのないことでも頭を下げて謝らなくてはなりませんし、その後の対応も一緒に考えていかなくてはなりません。
また、保育園にいる子どもたちの把握はもちろんですが、働いている保育士たちのことにも気を配る必要があります。
保育士の先生たちが快適に働けるように一人一人の様子を気にかけていかなくてはいけないのです。
その責任の重さはヒラの保育士から見るととてつもないものです!
事務仕事が仕事の大半になる
保育士を目指す人って、きっと子どもが好きで子どもと関わる仕事がしたい人がほとんどですよね。
でも主任になると仕事の大半が事務仕事になってしまうんです。
クラス担任の居場所はクラスの保育室ですが、主任は事務所が居場所になります。
この事務仕事が膨大な量で、ベテランの主任の先生でもかなり仕事に追われます。
新米の主任の先生ともなると、初めての事務仕事が多くて訳が分からず本当にデスクでパソコンにかじりつき状態に…。
子どもとの関わりは「副業」のようになってしまいます。
いわゆる「保育士」としての仕事とはちょっと変わってきてしまうので、これは主任になりたくない理由として本当によく挙げられるものになります。
主任保育士になりたくないなら断ることも可能!
主任の大変さを知ったあなた!
「主任になるのを断りたい…」
「でも断るなんて無理かな!?」
と考えていますか?
実は主任になることを断ることもできます。
もちろん勇気がいることですし、とても気がひけますよね?
だってせっかくあなたの人柄や仕事の能力を見込んで打診してくれたんですから。
でもそんな遠慮や義理で務まるほど主任業務は甘くありません!!
主任保育士になることを受けてしまってから断ることは自分自身もさらに辛くなります。
また、周りにも迷惑がかかるので「自分には絶対に無理だ、なりたくない」と思うならば、正直にその思いを園長に話して辞退しましょう。
実際私が勤めていた時も主任保育士にならないか打診されて断っていた先生が何人かいました。
園長先生には「私はクラスで子どもたちをみていたいから」と話していたみたいです。
どちらにせよ、主任保育士にならないかと言われたらよく考えて結論を出してくださいね。
主任保育士になってしまった方の対応方法
実際に主任保育士になってしまった!
主任保育士になったけどやっぱり自分には合わなくて辞めたい…
そんな時にはこんな対応をしてみてください!
- 同僚に相談する
- 園長に正直に話す
- 転職を考える
同僚に相談する
あなたが主任保育士をしていたとしても、実は周りにあなたより保育士経験の長い先生はいませんか?
主任と保育士で立場は違えど、やはり長く経験を積んでいる保育士はたくさんの現場を見てきているので、指導の仕方や立ち回り方を心得ている人が多いです。
そんな保育士としての先輩にアドバイスをもらってみましょう!
きっとあなたが主任としての立場で困っていること伝えれば、長年の経験からのアドバイスをくれるはずです。
また、気兼ねなく話せる同僚はいませんか?
なかなか他の人に話せないような愚痴でも、そういった心許せる人に聞いてもらうことで驚くほど心が軽くなりますよ。
「主任だから」と一人で抱え込まず、周りの人に頼ってみることも大切です。
園長に正直に話す
周りに頼ったり、精一杯仕事に向き合ってもやっぱりどうしても主任でいるのが辛い。
そんな時は正直にその思いを園長先生に打ち明けましょう。
この時には自分が精一杯取り組んだこと、それでも自分には主任業務が合わずにとても辛いことを包み隠さず伝えたほうがいいです。
もちろんすぐに主任を退く、ということは保育園の体制から難しいと思います。
おそらく年度末にはなってしまうと思いますが、あなたの切実な様子を知って主任をだれか違う保育士にお願いしてくれると思います。
こういった万が一の事態に備えて、なるべく常日頃から園長先生とはコミュニケーションをよくとって良好な関係を築いておくことが大切です。
転職を考える
それでも主任を続けるのが辛い、続けるよう園長から言われた!
そういった場合は転職を考えましょう。
いまや保育園はどこも人手不足で保育士は引く手あまたです。
新しい保育園では、保育士として採用されたならばいきなり主任になることはないでしょう。
もし数年働いて打診されたとしても、以前の経験を踏まえて断る勇気があなたに根付いているはずです。
我慢して辛い毎日を送るくらいならば、一歩踏み出して別の保育園で働いて環境を変えてみましょう。
見違えるように楽しい毎日が待っているかもしれませんよ。
あなたが主任をしたという経験を次の保育園で生かすこともできるかもしれません!
\30秒で簡単無料登録できる/
手厚いサポートで安心して転職できる
まとめ
主任保育士になりたくない大きな理由はこちらの3つでした。
- 仕事が大変で割に合わない
- 責任が一気に重くなる
- 事務仕事が仕事の大半になる
とても大変な主任保育士という仕事なので、その打診を断ることも可能です。
主任を引き受ける前によく考えて結論を出しましょう!
また、もし主任保育士になってしまったけれど辞めたいあなたにはこういった対応方法がありましたね。
- 同僚に相談する
- 園長に正直に話す
- 転職を考える
主任という責任のある立場だからと言って、すべて自分が我慢して背負う必要はありません。
必要があれば転職も視野に入れて、より良く働ける環境を探していきましょう!