赤ちゃんができたみたいだけど、仕事どうしよう!?
予想外の妊娠に喜びよりも仕事に対する不安がふくらんでいませんか?
きちんとした対応をすれば保育園や周りの先生たちも受け入れてくれるので大丈夫ですよ。
安心してくださいね。
まず、できちゃったことの報告です。
これが一番怖いし緊張しますよね。
伝え方にも注意が必要です。
この3つの順番で報告するのがいいでしょう。
- まずはクラスの先生に伝える
- 園長先生にこっそり伝える
- できれば会議の場などで職員全員に公表する
妊娠自体はおめでたいことですが、それが理由で他の先生に迷惑をけてしまうことも事実です。
「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」という姿勢で伝えるようにしましょう。
保育園側も体制を整えるのに時間が必要ですのでなるべく早めに報告するようにしましょうね。
また、報告をした後は次のことに気を付けて仕事をしていきましょう。
- 自分の体と赤ちゃんを第一に考えて無理はしない
- できることは率先して行う
- 行事の係や事務担当の引継ぎをする
妊娠すると思った以上に体に負担がかかりますので、まずは自分自身とおなかの赤ちゃんのことを大事にしていきましょう。
そのうえで、できることは率先して行うことが大切です。
また、係も他の人に引き継いでもらうことになるでしょうから引継ぎをしっかりと行いましょう!
できちゃった婚に対する保育園の対応は、正直あまりいいものではありません。
でも、時が過ぎればそれも薄まります。
実際にできちゃった結婚をした人もこう話していました。
「始めは陰口をたたかれたけど、次第にあたたかい声に変わっていった」
「報告するまでは怖かったけど、伝えてしまったらすっきりした」
そして出産を機に退職をしたけれど、また保育園で働きたいと考える人も多いようです。
自分の子どもは保育園の子どもたちとは全く違った可愛さです!
勇気を出してできちゃった婚を報告して、出産の時を楽しみに過ごしていきましょう。
できちゃった時の職場への伝え方
予定外に突然妊娠してしまったときは、周りの先生方への伝え方に気を付けましょう。
保育園側も体制を整えるのに時間が必要なので、なるべく早めに伝えたほうがいいですよ。
伝える順番はこの順番がいいでしょう。
- まずはクラスの先生に伝える
- 園長先生にこっそり伝える
- できれば会議の場などで職員全員に公表する
まずはクラスの先生に伝える
妊娠をして一番迷惑をかけるであろう担任のクラスの先生に伝えることがまずは先決です!!
妊娠はおめでたいことですが、年度の途中で産休に入る可能性もありますし、体調がすぐれずお休みして負担をかけてしまうこともあります。
なのでなるべく「迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。」といったスタンスで伝えるのがベストです。
もし分かっているならばいつから産休に入るのか日程も伝えておきましょう。
もしそれが年度途中ならば、その先生も「〇〇月からはクラス担任が減ってしまうから」と心づもりができるからです。
そしてまだ誰にも妊娠したことを伝えていないこと、これから園長先生に話すことも伝えましょう。
そうすることでそこからあなたの「できちゃった」話が噂にならないよう口止めすることができます。
園長先生にこっそり伝える
次は保育園のトップ、園長先生に伝えましょう。
伝える時には「お伝えしたいことがあります」と事前に伝え、二人きりで話す場を設けてもらいましょう。
主任や他の保育士がいる事務所ではだれが聞いていているか分かりません。
担任の先生に伝えた時のように”申し訳ありません”という気持ちもざわざわした事務所では伝わりずらいです。
二人で話す機会を作ってもらったら、事情を説明し、ここでもやはり「迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。」と頭を下げることが大切です。
保育士という職業柄、予定外の妊娠は多くの人に迷惑をかけてしまうのでここはとにかく「すみません」の姿勢を忘れずに。
赤ちゃんができるって素晴らしいことなのに、変な話ですよね…。
できれば会議の場などで職員全員に公表する
園長先生に妊娠のことを伝えたら、会議の場で自分の口から他の先生たちに伝えたいとお願いしましょう。
なぜ会議の場で全員に伝えたほうがいいかというと、そこは女社会。
個々に伝えていくと、まだ妊娠のことを聞いていない人が噂でそのことを聞きつけ、「私まだ聞いてない!」「〇〇先生には言っているのに私には言わないわけ!?」と変なトラブルが起きかねません。
また、全員いる場所で再度先生たちみんなに「迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。」と頭を下げることであなたも一度の報告で済みます。
何度も一人一人に話していくのは疲れちゃいます。
緊張するかもしれませんが、謙虚な気持ちで他の先生たちの前に立ち、あなたの口から報告するようにしましょう。
できちゃった報告をした後の注意点
緊張のできちゃった報告を済ませたら、その後の働き方にも気を付けていきましょう。
- 自分の体と赤ちゃんを第一に考えて無理はしない
- できることは率先して行う
- 行事の係や事務担当の引継ぎをする
この3点は必ず注意して仕事をするようにしましょう。
自分の体と赤ちゃんを第一に考えて無理はしない
妊娠すると今までのように体を動かせなくなったり、子どもたちを抱っこすることが難しくなったりします。
「できちゃった婚で周りにも迷惑かけるし頑張らなきゃ」と無理をすると、あなたの体や赤ちゃんに負担がかかります。
自分の体の様子をよく観察して、無理な仕事や子どもの対応は行わず、他の先生に任せる勇気も必要です。
また、妊娠経験のある先生などはきっとあなたの体を気遣って「あなたは座ってなさい」とか、「ここは私がやりますよ」と仕事を引き受けてくれる場面もあるでしょう。
そんな時は遠慮せずその気持ちに甘えちゃいましょう。
周りの先生たちも、そして子どもたちの保護者もあなたやあなたの赤ちゃんに何かあったら心を痛めることになります。
自分だけ我慢していればいい、では済まされないことなんですよ。
できることは率先して行う
逆に自分ができる部分は率先して行うようにしましょう。
事務作業や行事の司会など、体に負担のかからない仕事は引き受けていけるといいですね。
そうすることで周りの先生たちも「妊娠しながらもできることを頑張っている」とよりあたたかい目で見てくれます。
出来ない部分を他の先生たちに助けてもらっている、感謝の気持ちで取り組んでいきましょう。
行事の係や事務担当の引継ぎをする
おそらく年度の始めに一年分の行事や事務の係分担が決まっていることと思います。
年度末まで働けない場合は、それを誰かに変わってもらうことになります。
できれば早めに自分からリーダーなり主任なりにどうするべきか相談しましょう。
そしてもし変わってくれる人が決まったら、きちんと業務内容を引継ぎするのを忘れずに。
その先生の受け持っていた係が、あなたが在職している間に完結できそうならばその係を代わりに受け持てたらなおベターです。
できちゃった婚しても保育園の反応は意外と大丈夫
できっちゃた婚を報告すると、年度途中であなたがいなくなってしまう場合、ほとんどの人が「えぇっ!!?本当に!!?」となり、あまりいい反応はないかと思います。
でも大丈夫です!!
安心してくださいね。それも最初だけです。
もしあなたが年長クラスだったりした場合、最初はもっときつい反応があるかもしれません。
私も系列保育園での研修で同期に会った時に「あそこの保育園の年長の先生、できちゃって年度途中で産休に入るらしいよ。」とできちゃった婚の噂を聞いたことがあります。
他の保育園にまで噂が流れるほど、年長クラスの担任の予定外の妊娠は良くは受け止められない風潮があるのは事実です。
乳児クラスの担任だったり、年度末まで勤務できるならばもう少しやわらかな反応になるかもしれませんね。
始めはあなた自身も周りの反応を見て肩身の狭い思いをするかもしれません。
でも人って意外とすぐに慣れていく生き物なのです。
次第にあなたが妊娠している、ということは保育園の中で特別なことではなくなります。
あなたが抜けた後のクラスの体制に関しても、人の補充の手だてがついてきたり、同僚の先生も心づもりができてきます。
出来ちゃった婚に対する保育園の反応が怖くてなかなか報告できない、というあなたも心配せずきちんと早めに報告をするようにしましょうね。
保育士でできちゃった婚をした人のエピソード
私の勤めていた保育園でも、できちゃった婚をした人がいました。
実際にどんな感じだったかご紹介しますね。
0歳児クラスの担任の場合…
その年度は園舎の引っ越しというイレギュラーな、とても大変なイベントのある年でした。
とある会議で園長先生が「最後に〇〇先生からお話があります。」と言ったかと思うと、立ち上がった一人の保育士から「実は妊娠しまして…。」との報告。
本人も申し訳なさがあったのか、涙ながらの報告でした。
私含め、保育士一同「えぇっ!?」とびっくり!
園長先生は「困ったもんだよね…。」といった表情で苦笑い。
ベテランの厳しい先生などは「引っ越しどうすんの!?」とちょっときつい感じで言っていたのを覚えています。
それでもその先生は産休直前まで今までと変わらない様子で仕事をして、お腹が大きい中でも一生懸命行事の係にも取り組んでいました。
周りの目も次第に柔らかくなり、「ちゃんと元気な赤ちゃん産んできてよ!」と励まされ、産休に入りました。
その後無事に出産して、今でも同じ保育園で保育士を続けていますよ。
本人にその当時のことを聞いてももはや「過去のこと」といった感じ。
「妊娠を報告するときはとても緊張したし、実際にきついことを言われたこともあったけどそれも始めだけだったよ!」
「来年度は年長の担任になる可能性もあったからあの時に妊娠して本当に良かった!」と言っていました。
年長クラスの担任の場合…
年長クラスを受け持っていたのは20代後半の先生二人でした。
二人で冗談交じりに「途中でできちゃった、っていうのはなしにしようね~」なんて話していたそうです。
が、なんとそのうちの一人が妊娠!
年度途中で退職するとなりました。
これには周りも相当驚き、休憩室で「年長なのに…」と悪口を耳にすることもありました。
残されるほうの先生は初めての年長クラス。
妊娠報告に本当にショックを受けていて、不安で仕方がないようでした。
それでも他のクラスのベテランの先生がサポートをしてくれ、新しく非常勤保育士が配置されることになり、クラスの体制はカバーされることが決まりました。
妊娠した方の先生も申し訳なさでいっぱいだったようで、身重の身にもかかわらず、しょっちゅうもう一人の担任の保育士と一緒に残業をして保育園に残っていましたよ。
そんな彼女の姿を見て、悪口を言っていた先生も「体大事にしないとだめだよ、早く帰りな!」と気遣うようになってきました。
出産後にその先生と会う機会があったのですが、こんな風に話していましたよ。
「妊娠が分かったときはまず仕事のことが浮かんで頭が真っ白になった」
「でも妊娠の報告を保育園にしたら逆にすっきりとした。」
「悩むし怖いけど、できちゃった時は体制や人手の確保の必要もあるからとにかく早めに保育園に報告するべき!」
彼女は一度退職しましたが、生活が落ち着いたらまた保育士として働くつもりだそうですよ。
退職した後は…
予想外の妊娠で退職したこともあるのでしょうか。
出産をして、ある程度落ち着くとまた保育士として働こう、と考える人が多いようです。
子育ての経験はあなたを保育士として何倍もスキルアップさせてくれます。
また働こうと思ったら、転職サイトに登録しておくことをおすすめします。
登録しておくと自分の希望に合った求人をメールでお知らせしてもらえます。
育児が始まって忙しい合間にも手間なく就職の情報が得られるのでとても助かりますよ。
まとめ
おめでたいはずの妊娠ですが、保育園ではあまり歓迎されない場合が多いのが事実です。
それでもできちゃった時の報告するときには、伝える順番に気を付ける必要がありましたね。
- まずはクラスの先生に伝える
- 園長先生にこっそり伝える
- できれば会議の場などで職員全員に公表する
そして報告をした後は、次の3つのことに気を付けて働く必要があります。
- 自分の体と赤ちゃんを第一に考えて無理はしない
- できることは率先して行う
- 行事の係や事務担当の引継ぎをする
保育園の先生たちの反応は、正直あまりいいものは期待できません。
特に年長クラスを受け持っているときは、周りから厳しい目が向けられがちです。
でも、それも始めだけです。
実際にできちゃった婚をした人も、始めはきつい対応をされても時が過ぎれば周りから受け入れてもらえることが多いようです。
出産を機に退職をしても、保育士の求人はたくさんありますのでまた保育士として働くことはできます。
子育ての経験は保育士の仕事にとてもプラスになります。
妊娠・出産はとても幸せなことです。
今は「できちゃった…」と不安でいっぱいかもしれませんが、ひとつ行動に移せばそれは大きな幸せになります。
どうぞ体に気を付けて、赤ちゃんができた喜びを噛みしめながら毎日を過ごしましょう!