保育士という仕事は可愛い子ども達と仕事ができるため、やり甲斐を感じる仕事である一方で、労働条件的にはブラックなところも多いのが現状です。
ブラックな保育園、ホワイトな保育園があるとしたら、ホワイト保育園で働きたいですよね。
ホワイトな保育園の特徴としては
- 残業代がきちんと支払われる
- 休日や有給をしっかり取れる
- 園内の清潔が行き届いている
- 備品がしっかり揃っている
- 園長や主任が保育士たちの意見をきちんと聞いてくれる
などがあります。
働き安い環境が整っており、福利厚生が充実している職場は素晴らしいですよね。
こんな素晴らしいホワイトな保育園の見つけ方は以下の4つがポイントです。
- 求人がいつもでているところは怪しい
- 見学に行き室内が整頓されているか、おもちゃの状態を観察
- 職員同士の会話の雰囲気を観察
- 保育士の知り合いに評判を聞く
いつも求人情報が出ている保育園は職場環境が悪いため、すぐに人が辞めてしまう保育園です。
そんな保育園はブラックな可能性が高いので気をつけたいですね。
しかし、個人でその保育園がブラックかホワイトか見極めるのは限界が有りますので転職サイトに登録して、担当さんに色々教えてもらいながら転職活動を進めていくというのも良いと思います。
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担当者が丁寧に対応してくれますので、ホワイトな保育園をじっくり探しましょう。
こちらの記事ではホワイトな保育園の特徴から、見分け方、見つけ方までを解説します(^^)
ホワイトな保育園とブラックな保育園の特徴
ブラック企業の特徴としては
- 残業代がでない
- 上司からのパワハラ
- 長時間労働
- 休日や有給が取れない
などが代表的なところといったところでしょう。
それをそのまま保育園に当てはめてみるとブラック保育園って実はすごく多いのではないでしょうか。
イメージ的に保育園の仕事というのは基本持ち帰り仕事が当たり前のことの様に行われており、それがブラックなのかと問われたとき、そんなことでブラックだなんて‥とか、保育士として当たり前のことだと思ってしまう方も多いと思います。
それでも本来であれば、仕事は勤務時間内でやるべきものであって、残業代も出ない仕事を家ですること自体がブラックにあたると私は思います。
自宅で作業するということは、長時間労働にも当てはまってきますよね。
また、有給の取得は義務付けられているにも関わらず、きちんと取らせてもらえなかったり、指導という名目のパワハラも横行しているのではないでしょうか。
誰しも、自ら望んでブラック保育園に勤務したいという方はいらっしゃらないと思いますが、実際入ってみたらブラックだった!ということも多いはず。
しかし、見極めるポイントをいくつか押さえておけば、ホワイトな職場を見つけることも可能だと思います。
ホワイトな保育園とは単純にブラックな保育園との逆だと考えていただければいいと思います。
ホワイトな保育園とは
- 残業代がきちんと支払われる
- 園長や主任が保育士たちの意見をきちんと聞いてくれる
- 休日や有給をしっかり取れる
それにプラスして保育園の場合は
- 園内の清潔が行き届いている
- 備品がしっかり揃っている
などになります。
ホワイトな保育園とブラックな保育園の見分け方
ホワイトな保育園の勤務時間は?
ホワイトな保育園では、夕方の帰りの会後はパートの先生に子どもたちの遊び相手はお任せして、正職の保育士が勤務時間内に書類を書いたり、制作準備を進めたりなどの時間に充てることができます。
もちろん担任として保育室内にはいるのですが子どもを見ながら作業を進めることができます。
その為、残業せずとも仕事を終えられるようになります。
仮に行事前などで残業が一時的に増えた場合でも残業代は支払われますし、行事手当がつくこともあります。
ブラックな保育園では、そもそも人手が足りないことが多いので勤務時間内に仕事を終えることは難しく、サービス残業や持ち帰り仕事になることが多いです。
ブラックでよく言われる言葉が、
「可愛い子どもたちのためだから」(残業だろうが持ち帰りだろうが文句ないわよね??)
です。子ども好きな人の気持ちを逆手に取ってくる上司が割と多くいます。
子どもはもちろん可愛いですが、仕事としてやっている以上は労働に見合った報酬がないことに不満を抱くのは当然なことです。
ホワイトな保育園は有給が取れる
そもそも、有給とは個人のと取りたい日にどのような個人的な理由であっても取れる権利なのです。理由を伝える義務はありません。
(その職場の行事時期など特別な時期はその限りではありません)
にも関わらず、有給申請をしたときに理由を聞かれる事って結構ありませんか?
それか微妙な顔をされて、こちらから慌てて聞かれてもいないのに
「この日は子どもの行事がありまして…」
などと話してしまうこと。
本当は
「この日に有給を取りたいので申請させてください。」
それだけでいいのです。
ただ平日に1人家でダラダラ過ごしたい日だってあります。それに無理やり理由付けなんてしなくてもいいんです。
その為、シンプルに有給申請ができる職場はホワイトと言えると思います。他の先生たちもバンバン有給を使って、遊びに出かけたりしていることを話せるような環境であれば、かなり自分でも取りやすくなりますよね。
ブラック園では有給を勝手に決められたりすることもあるようです。
もともと休みたい日ではないのに、子どもの人数が少ない日など、勝手に半休にされて、
午後休んでいいわよ~
なんて言われて断ることもできずに半休を取ると、2回で1日分にカウントされ、いつの間にか有給が消化されていきます。
園側の都合に合わせた有給じゃなくて、自分が取りたい日にしっかりと休みたいですよね。
職員同士の連携の取り方はどうなっているか?
ほとんどの園で職員会議などが行われているとおもいますが、そこでの環境はどのようになっているでしょうか。
園長や主任の決めたことが全てでそれに頷くだけの会議になっていませんか?
ホワイトな保育園は新人であろうと中堅であろうと意見は平等に聞いてくれます。
ただもちろん、新人では気づかないところに上の人たちは気が付いたり、配慮不足な点を教えてくれるといった指導はあるでしょう。
それでもきちんと意見をくみ上げてくれるような園はやる気もでますし、個人個人のやる気が園全体を盛り上げることにつながるのでとても大切なことだと思います。
逆に、昔ながらのやり方に頑なだったり、新人が意見を出すなんてもっての外!といった園であれば、それにただ従うだけの、楽しみもやりがいもない日々になってしまいます。
保育園ならではの伝統などは大切にしつつ、その時代や保護者のニーズに合わせた新しい考え方なども、若い人から取り入れようとしてくれるような園だと日々のやりがいもアップしますよね。
ホワイトな保育園の見つけ方
求人がいつもでているところはブラック保育園
私自身、転職まで考えていないけどちょっとした不満があるときなど、何かと時間のあるときにタウンワークや転職サイトをなんとなく眺めていることあるのですが、いつも見ていると気づくことがあります。
あれ??この園また求人出してる。
保育士不足な昨今、何回か更新されても同じところの求人が出ていることはそれほど珍しくはないのですが、みるたび同じところが出ていたりするんですよね。
条件を見てみるとそんなに悪くはないし、むしろ給料なんかは高めのところもあったりするのですが。
そんなときは、なんかあるな。と思います。
求人を出しても誰も来ないのか、新しい人は雇っていても、離職者が多くてまたすぐに補充が必要な状況になっているのかはわかりません。でも確実に何かあります。
人間関係が悪かったり、求人誌にでている条件と違うなどが考えられると思います。
実際に見学に行き、周りをよく観察する
見学の際はこちらも緊張しているので、ついついあちらのペースに流されがちですが、よくみるポイントはこの2つです。
保育室内、外はきれいに整頓されていますか?
子どもがいて散らかっているのは当たり前というのは、家庭では許される話ですが、保育園では安全のためにきちんと整頓されていなければなりません。
遊んでいるおもちゃ以外は片付けられているべきです。
また、そのおもちゃにヒビが入っていたり、古かったり、かびていたりなど衛生面や安全面はどうでしょうか?
棚の上に無造作に置かれたプリント類や、セロハンテープ、はさみなどが出しっぱなしになっていませんか?
子どもの触れるものが衛生的で無い場合、子どもの利益を最優先に考えていない、経営状況の悪さ、もしくは運営元だけが利益を搾取していることが伺えます。
安全面への配慮ができていない園も、危機管理のできていない園ということがみてとれます。
保育士同士のコミュニケーションは?
極端にビクビクして顔色ばかり伺っている職員はいないか、複数担任制のクラスであればきちんと連携が取られているかなど見てみるといいでしょう。
先輩、後輩の立場はあれど、同じクラスを受け持っているのであれば、ある程度気さくに話せる関係性というのは大事です。
また相手が何をしているか察知しフォローに入ったり、自分の周りだけでなくクラス全体に目が行き届き、お互いに声掛けし合える保育園は、就職した後も安心して働くことができるでしょう。
保育士の知り合いに評判を聞く
最後は保育士ネットワークです。
元職場の保育士仲間や、ママ友で保育士の人など、保育士の繋がりをもっておくと、何かとリアルな働く側の内情を聞くことができます。
ここの保育園気になるんだけど、どんな感じか知ってる?と聞いてみるといいと思います。
ここで重要なのは、その保育園に通わせている知り合いではなく、あくまで働く側だった人です。
保護者にとって良い保育園が、働く側にとって良い園かというと、それはまた少し違ってきます。
実際、私の子どもが通う園は、保護者対応、子ども対応、行事など全てにおいて素晴らしい園で、これから子どもを産もうとしている知人にも全力でおすすめするほど良い園です。
ただ、それは預ける立場からの最高評価。保護者として、こんなにやってくれてありがたい。と思っていることが、働く側にとってはこれだけやってあげないといけない職場、に変わるのです。
何度も園長先生から、うちで働かない?とお話をいただきますが、こんなに完璧にやってあげられる自信がありません。。とお断りしている私です。
それでも先生たちはいつも笑顔で園内も整頓されているので、きっと福利厚生やお給料などの待遇が良いのでしょうね。
なので、知り合いが働いたことがあるところで、どうだったか聞いてみるのが良いでしょう。直接の知り合いではなくても
私の友達が働いてたから聞いてみるよ! とか
親戚が働いてるから
なんてネットワークが結構あるものですよ。
サイトなどにはでていない、リアルな声が聞けると思います。
ただ人の意見にはその人の主観も入るので全て鵜呑みにせずに、1つの情報として耳に入れておく程度にすると良いかもしれません。
今回の記事ではホワイトな保育園とブラックな保育園の見分け方や、その見つけ方についてお伝えしてきました。
ただ自分自身で探すのはなかなか見極めが難しいところもあると思うので、少しでも安心して転職先を探せるように、転職サイトへの登録もおすすめします。
希望条件にあったすてきな園が見つかるように全力でサポートしてくれますよ。